子どものAndroidスマホの制限設定まとめ|Googleファミリー リンクでできることと設定手順
子どもにAndroidスマホを持たせるとき、「使いすぎ」「勝手な課金」「見せたくないサイト」が気になる方は多いと思います。Androidでこうした心配に対応するのが、Googleのファミリー リンクです。
ファミリー リンクを使うと、保護者のスマホから、子どもの利用時間やアプリ、Google Playでの購入、Chromeで見られるサイトなどを管理できます。保護者側はAndroidだけでなく、iPhoneやiPadからでも使えます。
この記事では、Googleのヘルプ情報をもとに、ファミリー リンクでできることと設定手順を「悩み別」に整理して紹介します。iPhone・iPadの場合は、子どものiPhone・iPadの制限設定まとめをご覧ください。
※2026年11月時点の情報です。設定名はGoogleのヘルプページの表記に合わせています。ヘルプページの一部は機械翻訳のため、実際の画面と表記が少し異なる場合があります。
先にポイント
ファミリー リンクでできること・できないこと
はじめに、ファミリー リンクで保護者ができることと、できないことを整理しておきます。
- 1日の利用時間の上限を決める
- 夜や授業中に使えないようにする
- アプリをブロックする・時間を決める
- Google Playでの購入を承認制にする
- Chromeで見られるサイトを制限する
- 子どもの端末の位置を確認する
- 子どもの画面の内容を見る
- 検索やYouTubeの履歴を見る
- Chromeの閲覧履歴を見る
- メッセージや通話の内容を見る
Googleのヘルプでも、こうした「保護者が確認、管理できないこと」が案内されています。ファミリー リンクは、子どものプライバシーを守りながら、使い方のルールを決めるための仕組みです。
はじめる前に:必要なものと2つの始め方
必要なもの
| 端末 | 必要なもの |
|---|---|
| 保護者 | ファミリー リンク アプリ(Android、iPhone・iPad)とGoogleアカウント。保護者は18歳(または国ごとの該当年齢)以上である必要があります |
| 子ども | Androidスマホ・タブレット、またはChromebook。利用時間の制限や休息時間・スクールタイムなどは、Android 7以降のデバイスで使えます |
保護者用のファミリー リンク アプリは、Google PlayとApp Storeで入手できます。一部の設定は、ウェブ版(familylink.google.com)からも変更できます。
始め方は2通り
ルートBでは、子ども本人が管理されることに同意する必要があり、一部の手順は子どもと一緒に進めます。また、保護者と子どもは同じ国に住んでいる必要があります。
悩み別:どの機能を使えばいい?
ファミリー リンクの設定は、保護者のアプリで子どもを選び、「利用時間」や「管理」から開きます。心配ごとに合わせて、使う機能を選びましょう。
使いすぎを防ぐ:利用時間の設定
1日の利用時間の上限
曜日ごとに、1日に使える時間を決められます。
- ファミリー リンク アプリで、左上から子どもを選びます。
- 左下の「利用時間」をタップし、「利用時間の制限」を開きます。
- 「1 日の利用時間の上限」をオンにして、「1 週間のスケジュール」から曜日ごとの時間を設定します。
- すべての曜日に同じ時間を使う場合は「すべての曜日に適用する」をタップし、「完了」をタップします。
1日の上限は、子どもが使うAndroidデバイスとChromebookに、それぞれ適用されます。
休息時間(おやすみの時間)
夜の決まった時間に、デバイスを使えないようにする機能です。
- 「利用時間」→「スケジュール」をタップします。
- 休息時間をオンにします(ヘルプでは、この切り替えが「休憩時間」と表記されている箇所もあります)。
- 「1 週間のスケジュール」で曜日と時間を設定します。今夜だけ変えたいときは「今夜」から調整できます。
休息時間中にメッセージアプリを使えるようにしたい場合は、そのアプリを「常に許可」するアプリに設定しておく必要があります。
スクールタイム
授業中など、学校にいる時間帯の使い方を制限する機能です。「利用時間」→「スケジュール」で「スクールタイム」をオンにし、「1 週間のスケジュール」で曜日と時間を決めます。曜日ごとに休み時間(ヘルプでの表記は「休憩時間」)を設定することもできます。
スクールタイム中は、子どもへの電話やテキスト メッセージの通知がサイレントになりますが、子どもが電話をかけたり、メッセージを送ったりすることはできます。
その場で調整したいとき
- ボーナスタイム:「利用時間」で、デバイス名の下にある「ボーナスタイム」から、その日だけ使える時間を増やしたり減らしたりできます。1日の上限やスケジュールそのものは変わりません。
- ロック:「利用時間」で、デバイス名の下にある「ロック」をタップすると、すぐに使えなくできます。戻すときは「ロック解除」をタップします。
アプリごとに制限する
アプリをブロックする
- 「利用時間」→「利用時間の制限」→「アプリの利用制限」をタップします。
- 制限したいアプリを選び、「許可済み」を「ブロック中」に切り替えて、「完了」をタップします。
ブロックは、設定してからおよそ5分後、または子どもの端末がオンラインになったときに反映されます。子どもがそのアプリを使っている場合は、ブロックされる前に1分間、警告が表示されます。なお、端末やファミリー リンクの動作に必要なアプリなど、ブロックできないアプリもあります。
アプリごとに時間を決める・時間無制限にする
同じ「アプリの利用制限」の画面で、アプリを選んで「利用時間の上限を設定」から、そのアプリだけの上限を決められます。
逆に、勉強アプリや連絡用のアプリなどは「時間無制限」にしておくと、1日の上限の計算に含まれず、上限に達したあとも使えます(Android 7以降)。休息時間やスクールタイムの間も使えるようにしたい場合は、別に「常に許可」するアプリとして設定します。
勝手な課金・ダウンロードを防ぐ
Google Playでのアプリのダウンロードや購入に、保護者の承認を必要にできます。
- ファミリー リンク アプリで子どもを選び、「管理」をタップします。
- 「Google Play」をタップし、「購入とダウンロードの承認」の「承認を必要とするアイテム」をタップします。
- 「すべてのコンテンツ」「有料コンテンツのみ」「アプリ内購入のみ」「なし」から選びます。
無料のコンテンツの場合は、子どもがリクエストすると保護者に通知が届き、「リクエストを承認」または「拒否」を選べます。有料のコンテンツの場合は、子どもの端末で保護者のGoogleアカウントのパスワードを入力して承認します。なお、購入の承認の対象になるのは、Google Playの課金システムを使った購入です。
アプリや映画などの年齢による制限も、同じ「Google Play」の設定から、コンテンツの種類ごとに決められます。
見せたくないサイトを防ぐ
Chromeで見られるサイトを制限する
「管理」→「Google Chrome とウェブ」から、次の3つの段階を選べます。
| 設定 | 内容 |
|---|---|
| すべてのサイトを許可する | ブロックしたサイト以外は見られる |
| 露骨な表現を含むサイトを可能な限りブロックする | 露骨な表現を含むサイトを、できる限りブロック |
| 承認済みのサイトのみ許可する | 保護者が許可したサイトだけ見られる |
「サイトの管理」から、許可するサイトやブロックするサイトを個別に追加することもできます。
Google検索のセーフサーチ
Google検索で露骨な表現を含む結果を表示しないようにする「セーフサーチ」は、ファミリー リンクで管理を始めると、デフォルトで有効になりロックされます。設定は「管理」→「Google 検索」から、保護者だけが変更できます。
ただし、子どもがログインしていないときや、Google Goなど別の検索アプリを使っている場合は、セーフサーチが働かないことがあります。フィルタは完全ではないので、使い方のルールとあわせて考えましょう。
知らない人からの電話・SMSを防ぐ
Android 14以降のスマホ(またはWear OS 5以降のスマートウォッチ)では、子どもが電話やSMSでやりとりできる相手を決められます。
- 保護者のファミリー リンク アプリで子どもを選び、「管理」→「連絡先、通話、テキスト メッセージの設定」をタップします。
- 「電話と SMS を許可」で、「一般公開」「保護者が追加した連絡先と限定的なグループ」「保護者が追加した連絡先のみ」から選びます。
- 「連絡先を追加」から、子どもの連絡先を登録します(最大100件)。
子どもが新しい連絡先の追加をリクエストすると、保護者に通知が届き、承認するかどうかを選べます。この制限が働くのは「Google 電話」や「Google メッセージ」などの特定のアプリだけで、ほかのメッセージアプリは、ブロックしない限り対象外です。緊急通報には影響しません。
子どもの居場所を確認する
ファミリー リンク アプリの「位置情報」から、子どものAndroidの現在地を確認できます。初めて使うときは「場所を設定」をタップし、画面の案内に従って現在地の共有を有効にします。「ファミリーの場所」に自宅や学校を登録しておくこともできます。
ただし、子どもの端末の電源が切れている、オフラインになっている、しばらく使われていない、といった場合は、現在地が表示されません。
子どもの端末がオフラインのとき:保護者のアクセスコード
子どもの端末がインターネットにつながっていないと、保護者のアプリからのロック解除などが届きません。そんなときに使うのが保護者のアクセスコードです。
保護者のファミリー リンク アプリで、左上の「お子様のプロフィール」→「保護者のアクセスコード」を開くと表示されます。このコードをその場で子どもの端末に入力すれば、オフラインでもロックを解除できます。コードはメールやSMSでは届かないので、必要なときにアプリで確認しましょう。
13歳になったら、どうなる?
子どもが13歳(または国ごとの該当年齢)になると、保護者と子どもに、アカウントを更新できるというメールが届きます。
- 何もしない場合:これまでどおりの管理が続きます。
- アカウントを更新する場合:子どもがメールから「アカウントの更新」をタップし、設定を確認して同意すると、13歳以上向けの管理付きアカウントになります。
18歳未満の子どもは、保護者の承認なしに管理機能を止めることはできません。保護者はいつでも管理機能を停止でき、停止したときは保護者と子どもの両方に通知が届きます。
知っておきたい注意点
- フィルタは完全ではない:Googleも、不適切なコンテンツをすべてブロックできるわけではないと案内しています。設定だけに頼らず、使い方を話し合うことが大切です。
- 制限前に入れたアプリは残る:コンテンツの制限を設定する前にダウンロードしたアプリは、端末に残ります。必要に応じてブロックしましょう。
- パスワードを変えると、いったん管理が止まる:子どものパスワードを変更すると、子どもの端末からログアウトされ、再度ログインするまで管理機能が働きません。
- 学校のアカウントは管理できない:Google Workspace for Educationのアカウントは、ファミリー リンクで管理できません。
よくある質問
子どもがiPhoneでも、ファミリー リンクで管理できますか?
一部だけです。ファミリー リンクのよくある質問では、子どもの端末がiPhoneやiPadの場合、管理できるのはYouTubeやGoogle検索の設定の一部で、アプリの管理や利用時間の上限設定などは使えないと案内されています(Chromeのサイト制限については、iPhone・iPadでも使えるとするヘルプページもあります)。iPhone・iPadの子どもには、Appleのスクリーンタイムを使いましょう。手順は子どものiPhone・iPadの制限設定まとめで紹介しています。
保護者がiPhoneでも使えますか?
使えます。保護者用のファミリー リンク アプリはApp Storeでも配信されているので、保護者がiPhone、子どもがAndroid、という組み合わせでも管理できます。
子どものメッセージや通話の内容は見られますか?
見られません。Googleのヘルプでは、保護者が子どもの画面の内容や、メッセージ、通話の内容を確認することはできないと案内されています。
まとめ
子どものAndroidスマホは、Googleのファミリー リンクを使えば、保護者のスマホから利用時間やアプリ、課金、見られるサイトなどをまとめて管理できます。保護者はiPhoneでも使えるので、家族の端末がAndroidとiPhoneに分かれていても大丈夫です。
まずは「1日の利用時間の上限」と「購入とダウンロードの承認」から始めて、子どもの成長に合わせて少しずつ見直していくのがおすすめです。制限は子どもを縛るためではなく、家族でルールを決めるための道具として使いましょう。
※出典:Google For Families ヘルプ(ファミリー リンクの始め方、子どものアカウントの管理、利用時間とアプリの管理、休息時間とスクールタイム、購入とダウンロードの承認、Chromeと検索の管理、連絡先、位置情報、保護者のアクセスコード、13歳になったときの扱い)、Google ファミリー リンク「よくある質問と回答」




